こんにちは。
精神科に入院して少し慣れてきた頃の話です。
最初は後悔でいっぱいいっぱいでした。
「なんでここにいるんだ、みんながいるのに!」
「やってしまった…なんてことだ…」
なんてことをぐるぐるぐるぐる考え込んでました。
そんなときに優しく声をかけてくれたひとり、隣のベッドのIさん
「そんなロッカー高いところにあると逆に使えないよな笑」
が初めて声をかけてくれた言葉でした。
私でもなんでかわからないけど、そこでフッと肩の力がぬけて
よく話すようになりました。
1年くらい入院しているようで、甘いものが好きな方でした。
いろんなことを体験してきたようでいろんな話をしてくれて
とても楽しかったです。
楽しかったし、肩の力は抜けたけど
やっぱりどこか焦りや後悔、不安がつきまとっていました。
そのことをIさんに話すと、笑って
「焦りや後悔がないわけじゃないけど…まあそんなことばかり考えてもなんにもならないよな」
「君のことはよくわからないけど、ここでは休むのが仕事だよ」
そう話してくださいました。
そうか
休むのが仕事か
その日はよく眠れたような気がします。